栃木県足利市の両崖山
2014年6月2日 晴れ 2名
投稿日 2014年06月05日
自宅から車であまり時間がかからず、山慣れない女性でも登れる山ということで、
足利の両崖山(りょうがいさん)251mに登りました。
八方台の駐車場
すでに満車だったため、200mほど手前の小さい方の駐車場を利用
奥に見えるのはトイレ
写真1: 今回の登山コース 織姫神社-両崖山-天狗山-織姫神社周回
青破線は織姫神社前から駐車場までの道
(駐車場までは大きく迂回して入る。わかりにくい)
その女性とは私の妻をやってくれている方でございますぅ....!
両崖山は、栃木県の足利市街を見下ろすことができる都市に隣接した山です。
関東平野の北の端。平坦な関東平野がそろそろ盛り上がろうとするところ。
写真2:織姫神社に隣接する駐車場
トイレの向こうは織姫神社の境内
この上にも駐車場がある
ここから北は山また山。
そんな関東平野に飛び出た山の末端が両崖山のある辺りです。
東京のスカイツリーや高層ビル群まで見渡せる(そうです)。
写真3:両崖山山頂近くの岩場から登ってきた尾根を振り返る
しかし最も高いところで260m弱しかありません。(お隣の天狗山)
都市に隣接しているため、雑踏音や放送、救急車の音、電車... さまざまな音が聞こえてきます。
学校が近いためテニスのペコッ、ペコッという音や、野球でしょうか掛け声なども聞こえてきます。
写真4:両崖山山頂近くの岩場から隣の天狗山の尾根を眺める
いくつかの小ピークがあるのがわかる
今回とったコースは、織姫神社の駐車場から両崖山と天狗山を経て通七丁目の常念寺横に降り織姫神社に戻る馬蹄形の周回コースを取りました。
女性を含め、昼休み、休息を入れても4時間弱のコースです。
織姫神社の駐車場への侵入ルートは、上の地図で神社の前から青波線で示しましたが、すこし分かりにくいです。
駐車場は神社に隣接しているのですが、赤十字病院下の細い道路を本城地区のほうにすすみ、ぐるっと回り込んで足利短大の上に出る形になっています。はじめての場合は、ちょっとわかりにくいですね。
写真5:尾根の途中から両崖山山頂を望む 手前に岩場がある
織姫神社から両崖山までは「関東ふれあいの道」です。このふれあいの道は、両崖山からさらに行道山、名草の方まで続いているようです。
両崖山は足利城が築かれた場所で、織姫神社とともに歴史を感じさせる場所でもあります。
写真6:尾根の途中から天狗山を望む
山内は織姫神社周辺以外は、ところどころに電波塔があるものの、ほぼ自然のままを保っていると言えます。
林道を通したり、道を舗装したりしていないところが、足利の人たちの自然環境を大事にする気持ちの表れかも知れません。
とは言っても、山裾の宅地開発は行われており、人家はすぐそこまで迫っています。
写真7:丸太の展望台 近くに本城に降りる道がある
しかし、一旦山内に入れば小鳥のさえずる別天地。この一帯の人たちが自然のシャワーを浴びるには近くてうってつけの場所であることは間違いなさそうです。
道はよく踏まれており迷うことはないと思いますが、岩の露出が多いのでつまづきに注意です。また降りる道がいくつか分岐するのでうっかり踏み込まないよう注意が必要です。
写真8:山頂直下の足利城跡
両崖山までは100mおきに、くどいくらい道標があります。山頂に近付くにつれ、岩の露出が多くなり、面白さが増します。
両崖山から天狗山方面は一般的な低山の感じで、人が少なく静かな山が楽しめます。
両崖山山頂からは展望はありませんが、その手前の丸太の展望台からは関東平野が望めます。
写真9:両崖山の看板 少し離れたピークにある 三角点は無い
両崖山山頂の神社にお参りした後、山頂標識を捜します。
ネットで調べておいたのですぐわかりましたが、神社のあるピークの奥の小ピークにかかっていました。(地元の人でも知らないようです)
山頂からは、すこしアップダウンし、岩場(回り道あり)を過ぎれば、お隣の天狗山山頂です。
天狗山はこの辺りの最高点で三角点がありますし、ベンチもあり展望も利きます。
広くて明るい気分のよい山頂です。両崖山山頂も見えています。
写真10:天狗山(十九人山)山頂 大岩、行道山方面を眺める
天狗山には無料で配られているお札があり、運が良ければ一人1枚持ち帰ることができます。私たちが訪れたときは、運よく2枚あり、記録ノートにお礼を書いて、遠慮なくいただくことにしました。
写真11:天狗山の山頂は広くて明るい
気分のいい場所で、いつまでも居たくなる
山頂のベンチには登山者がメッセージを残せるノートがあります。
また、山頂で遭遇したカモシカやヘビの写真、両崖山の城や、、山の神の祠について、天狗山登山道整備の話などの資料が置いてあり、時間を忘れて読んでしまいました。
写真12:通七丁目 常念寺近くにある古い石の階段が登山口
その資料によると両崖山から天狗山、常念寺に至る道は最近整備されたようです。
この近くの西宮の松崎洋二氏が2001年から整備を開始され、その後有志の天狗山の会メンバー約20名の協力で開通したとのこと。御苦労に感謝です。
写真13:織姫神社の長い階段 最後の登り! ちょっと辛い
今でも毎月第二日曜日には整備が行われており、山頂の木札(天狗札)は毎週山頂にかけられ、8年間の累計で12000枚に達したと説明にはあります。
写真14:織姫神社 明るい雰囲気 朱色が冴える
天狗山からの道は、かわら山、鶴山、須永山、観音山の小ピークを越えて通七丁目の常念寺横に至ります。
途中見晴らし台へ寄り道ができますが、分岐に戻って通七丁目への道を下ります。
やがてお堂の横に出て、古い石の階段を下れば道路に出ます。市道をとぼとぼ歩いて、のどがカラカラになったころ織姫神社の鳥居前に着きます。
ここから地獄の階段! ハァハァいいながらなんとか織姫神社の境内へ。この階段が本日の登りのうち最もキツイ登り。
階段に挑戦する前に、鳥居の下にある自然水の給水所で乾きをいやしておきましょう。
神社でありがたいおみくじ付きの宝石の珠を買い、大吉に大喜び。
帰りは、車で葉鹿まで足をのばし、東葉館の温泉でさっぱりして帰りました。
この温泉は伊香保温泉を思い出させる、茶色に濁った温泉です。
分析表によると、無色透明となっていますが、含まれる鉄分が噴出後錆びるのだと思います。
この温泉は妻も気に入ったようです。
(熊五郎)
コメント(2)
- 織姫神社は何度もいったことがあります。今は肺が悪いので階段も登れないでしょうが。なんか懐かしいです。大平山の紫陽花も綺麗でしょうね。 (agewisdom) 2014/6/5(木) 午前 7:04
- 名前から可愛い神様に逢えるような気がして、私も独身の頃何度か訪れていますが、縁結びの神様ということで、ちょっと目的があったのかもしれません。^-^; (熊五郎) 2014/6/5(木) 午前 9:47