栃木県佐野の名峰 みかも山
2014年4月14日 快晴 2名
投稿日 2014年04月19日
写真1:青龍山を望む
今年もとうとう花見には行かなかった。
世間では花見花見と騒いでいるが、車で走っているとけっこうあちこちで見られるし、
わざわざ桜の木の下で宴会なんかしたくない。
写真2:東駐車場から望むみかも山の中岳
ましてや、満開の桜、とくに夜の桜はちょっと怖い。
花見に行けないというより、行かないのだ。
私が見に行きたいのは山桜。
新緑の山の斜面にところどころ咲いている桜だ。
そこここに緑の風が吹いているというのに、そこだけ風が透明になる。
風に揺れてる山桜。
写真3:芽吹いたばかりの木の小径
みかも山の有名なカタクリは花期を過ぎていたが、代わりに新緑の中の山桜が見られた。
国道50号で道の駅みかも山を過ぎてすぐに左折れ。東駐車場に車を留めた。
今回はめずらしく妻が参加した。
最近なぜか山に登ってみたいというので連れてきたのだが、そのためにこの山にしたのではないが、妻にとって久しぶりの山がみかも山でよかった。
写真4:カタクリの群落 残念ながら花は終わっていた
みかも山は200m強の低い山で、みかも山公園と言われているように、公園となっている。
私にとっても初めての山だが、公園というからどんなところかと思っていたら、自然路が適度に残された低山ハイクの楽しめる山である。
山内には舗装道路もあちこち走っているが、道路が作れない尾根上などは自然路が残されており、体力によって適当にミックスして楽しめる。
写真5:山桜 今が盛りと咲く
この山の最高所は青龍山だが、今回はそこには登らず、中央にある中岳を経由するコースをとった。
妻でも問題なく歩け、足元のスミレなどを楽しむ余裕もあったようだ。
女性の場合は、疲労骨折や圧迫骨折になることが多いと聞く。
足が痛いとか言い出したら要注意だ。
とにかく普段山に登らない女性の場合は、極力無理は避けたい。
今回の妻はそんなことはなく、食材を見つけて喜んでいる。
わたしなどは目もくれないが、妻にとってはヨモギ餅に見えるらしく、道々ヨモギをむしって持ち帰った。
写真6:山桜にこんなに近づけるのはめずらしい
そのヨモギはその日の夜にヨモギ餅と、ヨモギ風呂に変身した。
山内で見た花は、カタクリは見れなかったものの、一輪草、ヒトリシズカ、スミレ数種、山桜数種、ヤマツツジ、ヤマブキ、ウラシマソウ、ヤブレガサ(花はなし)など。
写真6:みかも神社のお堂と妻 ここからの関東平野の見晴らしがよい
最後にみかも神社のお堂に出て、関東平野の眺めを楽しみ、東駐車場にもどり、フラワーセンターや直売所で買い物を楽しんだ。これも妻へのサービスのひとつ。
来年はカタクリを見たいものだ。
まだまだ歩いていないコースも残っているし、青龍山にも登ってみたい。
(熊五郎)