ドクダミの白き花

投稿日 2011年06月04日

早朝庭に出る。

なにやらツバメが騒がしい。

朝の冷たい空気の中、白き十字とハートの葉

いつもなら他の雑草といっしょに取ってしまうところを、

ことしは、気まぐれに残しておいたドクダミ。

わたしのちょっとした期待に応えてか、

愛らしく咲いた。

この草を薬にしたり茶にしたりと、

なんとか人の身体に役立てようと先人は労したに違いないが、

この愛らしい花は、そこに咲くだけで十分に、

人の心を温める。

「ドクダミの 十字架にひとつ 雨粒落つ」

今年は入梅が早い。

麦秋とは言うが、金色の麦畑も、雨に濡れるとちょっと冴えない。

これでは採り入れもままならないだろう。

そこに自然と付き合う農業の難しさがある。

(熊五郎)

​​

 

コメント(2)

  • どんどん増える雑草として邪魔にされるけれど、昔の人はジュウヤクとよんで利用していたんですね。よく見ると可愛い花です。
    私の宇都宮の家は遊歩道に沿っていて道沿いの植栽の下にこのドクダミが増えて困りました。ただ心がけの悪いワンコの飼い主が時々落とし物を残していくのですが、私の所はありません。ワンコはこのにおいあまり好きではなかったようです。 2011/6/5(日) 午前 5:52
  • agewisdomさん そういえば虫に食われたドクダミはあまり見ないですね。この草は不思議と野原などにはすくなく、庭など人の暮らしに近いところに生えるようです。日影が好きだからでしょうか。(熊五郎) 2011/6/5(日) 午後 4:48

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA