クロガネモチ
投稿日 2019年12月20日
先日訪れた坂東三十三観音霊場の九番札所「慈光寺」で「クロガネモチ」を見つけた。
見つけたといっても、帰宅後調べて分かったのだが、前回2月に妻と訪れたときには気づかなかったのだ。今回はそのたわわに赤い実をつけている高木が自然に目に入った。2月にはすでにこの赤い実はすっかり落ちていたのだろうか。
それはともかく、この20mもあろうかという大木は、全体に赤い実をつけ、冷たい空気の中でも艶のある青々とした葉を空に向けていた。
「慈光寺」は多羅葉の大木があることで有名だが、境内端の「時の鐘」の鐘楼の横にある、このクロガネモチもなかなかのものだ。
庭木として好まれるようだが、なんといってもクリスマスのこの時季に赤と緑のコンビネーションも好まれる。寒椿ほど艶やかではないが、赤い実といい、木からみなぎる生命力といい、他の木とは違った印象を受ける。多羅葉もそうだが、この木があると庭に落ち着いた雰囲気をかもし出す。
(熊五郎)