電子基準点
投稿日 2018年08月11日
中央アルプス 千畳敷にある電子基準点
点名 木曽駒ケ岳 標高 2629.563m
ロープウェイの駅の下にある 下方遠くに霞むのは駒ヶ根の街
先日登った中央アルプスに電子基準点があった。事前に在ることは知っていたのだが、どれだけ近寄れるかは不明だった。
場所は中央アルプスの千畳敷にあるロープウェイの千畳敷駅のすぐ下にある。駅とつながった建屋がホテルになっているが、ホテルの東側から伊那谷を除きこむ方向。つまりロープウェイの下の駅を覗きこむ方向に建っている。
電子基準点は、現在の電子時代の三角点と言える。正確に位置と高さが分かっており、国内にすでに1300点以上設置されているという。
こんな高山でなくても町の学校の校庭の隅にあったりする。ようは、電源が確保できる場所に設置されるのだろう。石標の従来の三角点とは違い、人の背丈より高く細長い。先端にアンテナなどが格納されているのだろう。
内部を見たことは無いが、常にGPSなどを使用した測位が行われており、地殻変動などの観測に利用されているようだ。
ロープウエイ(下り)に搭乗し、出発直後に写した電子基準点(中央)
また、電子基準点は地上に固定されたGPS衛星のようなもので、位置情報を電波で発信することにより、GPS衛星の情報を補完する形で、cmレベルの測位が可能なシステムを構築することに一役かっているようだ。最近4台になった日本のGPS衛星「みちびき」やこの電子基準点などを利用して耕運機などの無人運転、精密な航行ができるドローンなどに応用されているようだ。
(熊五郎)
コメント(1)
- 色々あって安全を保とうとしている訳ですね。(agewisdom) 2018/8/11(土) 午後 5:15