鳥海山 思いがけない出会い

投稿日 2010年02月05日

JR羽越本線 余目駅(あまるめえき)にて

遠方の山に登るときは、ちょっとした小旅行になる。

ただ、登って帰ってきたのではもったいないと、

目的の山の周辺を歩き回る。

電車の旅は、思いがけない出会いを作ってくれるものだ。

鳥海山に登った私は、その帰途、羽越本線の余目駅で停車した列車から、

駅ホームの写真を撮るためにシャッターを押そうとしていた。

そこに彼女は現れた。

中学生であろうか。

もちろん、話しかけたわけでもなく、けげんな顔をした彼女は、すっと通り過ぎていった。

しかし、私(この頃独身)は、この出来事がいつまでも心に残った。

今では、彼女もいいお母さんになったであろう。

鳥海山がプレゼントしてくれた思い出である。

(熊五郎)​

 

コメント(6)

  • 忘れ得ぬ人々は、街角や駅のホームでふとすれ違った人々の中にいる。国木田独歩もそんなことを書いていましたね。今はそれを写真が切り取ってくれることもありますね。 2010/2/5(金) 午後 7:43
  • 熊五郎さん、JR羽越本線 余目駅での出会い、青春の思い出の1ページですね。私など、この年になっても半世紀以上たった現在でも当時の彼女の思い出を追って、夢に見ることがありますよ。 [ らくがき楽ちん ] 2010/2/5(金) 午後 7:54
  • agewisdomさん、意識するしないに関わらず、人生はこのような出会いの集大成なのかもしれませんね。その人との、ほんの一瞬の時間のクロスですから、すぐに忘れてしまいますが、写真はいつまでも覚えてくれています。(熊五郎) 2010/2/5(金) 午後 8:12
  • らくがき楽ちんさん、夢に見るほどの青春の思い出とは、どんなものでしょうか。もしお会いできたなら、男同士でそういうお話がしたいですね。それにしても、男というものは、いつまでも忘れないものですね。当時の・・・の面影を。わたしの場合は、思いが通じなかった思い出ばかりですから、もし夢をみたらうなされます(笑い)。(熊五郎) 2010/2/5(金) 午後 8:23
  • 熊五郎さん、男は基本的にロマンチストだと私は思っています。今も60年前の彼女たちの古い写真がPCに入っています。拡大するとそばに妻がいるので気を使っています。 [ らくがき楽ちん ] 2010/2/5(金) 午後 11:40
  • らくがき楽ちんさん、そうですか。まいりました。^-^; 写真大事にしてください。私は写真や手紙は処分しました。卒業アルバムには残ってますが.... 時にはあのときのロマンに浸りましょう。(熊五郎) ​2010/2/5(金) 午後 11:50

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