安谷川 川浦谷渓谷

投稿日 2024年06月13日

埼玉県秩父市日野 明ヶ指(みょうがさす)の川浦谷渓谷
水は驚くほど冷たい

昨日、明日は二人とも予定が入っていないことに気づき、久しぶりに妻と出かけることにしました。妻が喜んでくれる手ごろなお出かけはと考えた結果、秩父に蕎麦でも食べに行こうと思い立ち、さっそく出かけました。

秩父に数あるおいしい蕎麦屋さんのうち、今回選んだのは武州日野駅に近い一日限定49食のお店。武州日野は三峰の手前ですから、秩父市街から少し奥に入ります。

そのお店は、このあたりの名峰「熊倉山」や「矢岳」に登るときに前を通過しましたので、気になっていました。49食限定ということですが、お店の前に「本日おしまい」とか出ていて、なかなか難しそうなお店と感じていました。しかし、今回は11時開店の1時間後ならだいじょうぶだろうと、直接お店を目指して車を走らせました。ざるに山菜とキノコのてんぷら、雑穀ごはん、蕎麦豆腐、デザート付きの蕎麦定食をいただきました。秩父の蕎麦はそれぞれ特徴があっておいしいですね。妻も大喜び。

たまご水
温泉臭がする水が湧き出ている

ところで、お店のある武州日野の山側は、東京都との都県境あたりから流れ落ちる「安谷川」(あんやがわ)が刻んだ「川浦谷渓谷」という美渓です。お店の前にその川浦谷渓谷に降りる道があり、沢床まで降りることができます。途中に「十二天水」という湧水があり、沢床に降りたあと、さらに進めば10分ほどで「たまご水」に至ります。たまご水は温泉臭のする湧水で、昔はお風呂もあったようですが、今はちょろちょろと湧き出た水が、安谷川に注いでいます。この日は夏のような暑さでしたが、渓谷には奥からさわやかな風が吹きわたっていました。

自然豊かなこの辺り。妻にとっては珍しい植物ばかり。写真を撮りながら歩いていました。家に帰って調べてみたら、

ヤマボウシ
イタヤカエデ
コモチマンネングサ
ギョウジャニンニク
クサノオウ
マツカゼソウ
マムシグサの実(緑)
クモキリソウ

安谷川には秩父林道が奥に入っています。それを歩いて烏帽子岩に近い烏帽子谷の登山道を登れば、「矢岳」に登ることができ、尾根筋を詰めれば東京都側に降りることもできます。また秩父林道の途中から「宗屋敷尾根」に取り付けば、熊倉山や酉谷山に登ることも可能です。

帰りに蓑山(美の山)山頂のアジサイ園に寄り、皆野側に廻ってヘリテイジ美の山ホテルのお風呂でさっぱりして帰途につきました。

(雅熊)

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