さびしい稜線で雷鳥に出遭う

投稿日 2010年08月31日

前常念岳の雷鳥(オス) 2010年8月

前常念岳への稜線 巨岩が累累と重なる

常念岳から東に延びる稜線を前常念岳まで辿ると、約1時間かかる。

この稜線は花崗岩の巨岩が累累と重なっている。

登山道はその岩の上を、ピョンピョンと跳ぶようについている。

跳び損ねたら、岩の間に足が挟まり、骨折するかも知れない。

人が踏んで少し変色した岩を選んで、跳んでいく。

両サイドは這い松。

あたりは深い霧。

髪の毛が濡れる。

真っ白で風の音しか聞こえない中を、一人で歩いていると心細くなるが、

雷鳥でも、こんなところで遭えば、話しかけたくもなる。

(熊五郎)

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コメント(4)

  • くっきりとした目元が誇り高く見えるライチョウ。何を話しかけられたのでしょうか。聞いてみたい会話ですね。 2010/8/31(火) 午後 7:32
  • agewisdomさん、お久しぶりです。話しは「お前の連れはどこに居るんだい?」です。答えは、「這い松の下で食事中!」
    雷鳥はペアで見かけることが多い鳥です。夫婦仲がいいんでしょうね。このときはこのオスしか見当たりませんでした。数十メートル離れたところにもう一羽オスが居ました。留鳥なのであまり移動せず厳しい環境で暮らしている鳥です。(熊五郎) 2010/8/31(火) 午後 7:43
  • 駒五郎さん、こんにちは、お久しぶりですね。やはり、お元気で山登りしていられるのですね。安心しました。ライチョウ、この時期は黒っぽくなっていますね。保護色で季節に応じて色を変えるなんて神様は粋なことされますよね。ポチ入れます。 [ らくがき楽ちん ] 2010/9/1(水) 午後 1:27
  • らくがき楽ちんさん、こんばんは。コメントとポチありがとうございます。おっしゃるように粋ですよね。ライチョウは、冬になると真っ白になりますが、オスの目の上は真っ赤なままです。かわいいですよ。夏のライチョウのこの色は、結構目立ちます。(笑) 怖いもの知らずなのか、50センチくらいまで近づけます。(熊五郎) 2010/9/1(水) 午後 7:38

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