大山祇神社から越床峠、つつじ山、大坊山
2026年03月16日 晴れ 2名
投稿日 2026年03月17日

栃木県足利市 大山祇神社から越床峠、つつじ山、大坊山
足利病院奥から越床峠、大坊山反時計周り
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
大山祇神社の駐車場 09:06
足利病院前 09:33
越床峠入口(登山口) 09:35
越床峠 09:57
つつじ山 11:22
大坊山山頂 11:53 (昼食)
大山祇神社の駐車場 12:58
総歩行距離 4.4km
総歩行時間 4.0時間
総累積標高 +309m
中東情勢が微妙ですね。ガソリン価格が一気に190円近くに上がりました。この先どうなっていくのでしょうか。このところ暖かくなったし、好天も続くので行動したくなるのですが、あまり遠出もねぇ。高速料金もかかるし。ということで、ハイキングに行きたがっている奥さんを連れて近くの山に登ってきました。栃木県足利市の「大坊山」(だいぼうやま) 標高285.5mです。
大坊山は北関東に飛び出た安蘇山塊の北端で、比較的有名な山としては「大小山」(だいしょうやま)があります。大坊山は大小山とセットで登られることも多いようですが、今回はショートカットして途中の「越床峠」(こっしょうとうげ)から反時計周りにつつじ山、大坊山へと辿りました。このルートの特徴は大小山の中にあって、展望のよい露岩の多い痩せ尾根を通過する点です。今回はそんな岩稜を味わってもらおうと奥さんを連れて出かけました。
まず大坊山の中腹にある「大山祇神社」(おおやまずみじんじゃ)の駐車場をお借りして車を置きます。そこから直接大坊山に登って時計周りに歩いても構いませんが、今回はまずふもとの「中根」に降りて、団地の中を通って「あしかがの森足利病院」へ向かいます。昔、ここは足利日赤病院だったと思うのですが、今は「保険医療・福祉施設あしかがの森」となっています。この場所は大小山と大坊山に挟まれた入戸のような地形で、大戦中、山に囲まれた場所にある大きな建物ということで、軍事基地と間違えたのか、B29が爆弾を投下したと聞きます。
病院の手前には大きな池がふたつあって、鴨のような鳥が水面に波をたてていました。水面に緑の斜面を写して大坊山が大きく見えています。梅の花はそろそろ終わりのようです。病院の前を通過し、たくさんの車が駐車されている横を奥へと入いると、越床峠に至る登山道があります。入口には道標がありませんが、少し進むと大坊山を示す古い道標が立っています。沢筋を右に回り込むように進み、電光状にやや急になってきたらほどなく越床峠です。
越床峠は大小山と大坊山のちょうど中間地点です。足利からお隣の「佐野出流原」のほうへ抜ける便利な峠だったのかも知れません。峠で大小山から来る道を迎え、左にとります。やや急登となり飛び出たところにベンチとフライパンの鐘?がありました。叩いてもカンと鳴るだけで響きません。ここでコーヒーをいただきながら大休止。少し下ると番屋のようなものがありますが、今は進入禁止となっています。ここは下の鉱山の最上部にあたるところです。
さらに進めば昔登れたピークを避けて、トラバース気味に道が付いています。今はそのピークは危険になったようで通行止めになっています。トラバース気味にピークの向こう側に出ると一気に展望が開け、このルートのハイライト。岩稜歩きが始まります。この季節はまだ岩稜伝いに展望がよく、足元に注意さえすればルンルンで歩けます。小ピークを越えてさらに進むとひときわ手強い岩の登りとなり、出たところは「つつじ山」です。ここは最も好展望。間近に迫った大坊山や、これまで歩いてきた越床峠から稜線が見えています。眼下は東側に足利病院と大小山。西には、今回行きませんでしたが「長林寺」方面の稜線が広がっています。その向こうは足利市街を挟んで足利の名峰「両崖山」(りょうがいさん)が見えています。もちろん遠くには赤城山や榛名山。白く光る浅間山や日光の白根山、武尊山など。
つつじ山のベンチでゆっくり休みながら展望を楽しんだら大坊山へ向かいます。少し下って長林寺への分岐を見送って、鞍部に降りたら今度は再び露岩が現れます。危険な場所はありません。ゆっくり岩を楽しみながら登ればそこは今回の最高所大坊山の山頂です。
大坊山の山頂は小広く平坦で、火災で焼けた社殿の基礎や、神楽殿、社務所などの基礎が残っています。三角点は四等三角点 点名「大坊山」標高は285.5mです。朝9時に駐車場を出て、大坊山の山頂がちょうど正午ごろでしたので関東平野の展望を楽しみながらお弁当を広げました。下山は参道を里宮の大山祇神社へと向かいます。最初は直線的に真南へ下りますが、ベンチを見送ると道は左下の藪へと入り、最後に壊れそうな木の階段をつまづかないように降りたら社が見えてきます。
大小山や大坊山周辺は自然林で標高も低いので晩秋から冬、春先にかけてよく登られる山です。岩は固い「チャート」で鋭い角があるので、転んで頭を打たないように注意が必要です。この時季(3月ごろ)は藪の常緑低木の「サカキ」が花をつけるので、林内は少しくさい臭いがします。田舎の臭いという感じでしょうか。サカキの花は地味ですからなかなか気づきません。世界の雲行きの怪しい中、北関東は晴天でした。

大山祇神社の駐車場
見えている建物は大坊山の中腹にある大山祇神社
背後は足利市街が望める東屋付きの展望台になっている

水面に緑の斜面を写す大坊山
足利病院に至る手前にある池にて

足利病院の駐車場のさらに奥へと進むと越床峠への登山口がある
少し入ると大坊山を示す道標がある

越床峠
右から大小山からの道が合流
向こう側には林道が見えている

つつじ山への稜線
露岩の痩せ尾根が楽しい
チャートの露岩で角が鋭いので注意

つつじ山から眺める大坊山
北面の露岩帯に付けられた登山道が見える
下に見えるのは足利の街並

大坊山北面の露岩帯を登る
ピークはつつじ山

大坊山
四等三角点 大坊山 標高285.5m
小広い山頂に焼失した大山祇神社社殿の基礎や、神楽殿、社務所の基礎が残っている
(雅熊)

