埼玉県秩父市 秩父札所二十番から二十五番を巡る

2026年05月07日 晴れ 2名

投稿日 2026年05月12日

埼玉県秩父市 秩父札所二十番から二十五番までを徒歩で巡る
札所十九番龍石寺近くの崇福寺に車を置き、二十五番 久昌寺までを歩く
秩父鉄道影森駅から大野原駅で下車、崇福寺まで徒歩で戻る
各札所間の所要時間はパンフレットに載っている標準のもの
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)


主な通過時刻:
崇福寺駐車場 10:02
札所十九番 龍石寺 10:06
札所二十番 岩之上堂 10:35
札所二十一番 観音寺 10:59
札所二十二 童子堂 11:38
札所二十三音楽寺12:18 (昼食) 12:39
小鹿坂峠 十三権者塚 12:53
札所二十四番 法泉寺 13:50
札所二十五番 久昌寺 15:19
秩父鉄道影森駅 16:22
秩父鉄道影森駅 17:01発 羽生行
秩父鉄道大野原駅 17:10
崇福寺駐車場 17:25

総歩行距離 15.2km
総歩行時間 6.5時間 (崇福寺駐車場から影森駅まで)

今年の秩父札所は「午歳総開帳」です。午年ということですので12年に一度の御開帳ということで、各札所のご本尊が拝める絶好の機会です。秩父札所は一番から三十四番まで三十四ヶ所あって、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所と合計して百ヶ所の観音霊場となっています。各観音霊場のうち秩父札所は埼玉県秩父の比較的狭い範囲に点在しているため、短時間でめぐることができます。

第一回の秩父札所一番から九番の記録は「埼玉県秩父市 秩父札所一番から九番を巡る」をご覧ください。
第二回の秩父札所十番から十九番の記録は「埼玉県秩父市 秩父札所十番から十九番を巡る」をご覧ください。

今回は秩父札所十番から十九番までを徒歩で巡ってみました。以下に各札所の山号、寺号、ご本尊、宗派を示します。

秩父三十四ヶ所観音霊場
札番 山号 山号の読み 寺号 寺号の読み 札所本尊 宗派
20 法王山 ほうおうざん 岩之上堂 いわのうえどう聖観世音菩薩 臨済宗南禅寺派
21 要光山 ようこうざん 観音寺 かんおんじ 聖観世音菩薩 真言宗豊山派
22 華台山 かたいさん 童子堂 どうじどう 聖観世音菩薩 真言宗豊山派
23 松風山 しょうふうざん 音楽寺 おんがくじ 聖観世音菩薩 臨済宗南禅寺派
24 光智山 こうちさん 法泉寺 ほうせんじ 聖観世音菩薩 臨済宗南禅寺派
25 岩谷山 いわやさん 久昌寺 きゅうしょうじ 聖観世音菩薩 曹洞宗

参考
19番から25番案内パンフレット

秩父西武バス路線図: https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/rosenzu/chichibu.pdf

一回目は 4月14日に札所一番の「四萬部寺」から九番の「明智寺」までを巡りました。二回目は4月25日に札所十番の「大慈寺」から十九番の「龍石寺」までを巡りました。そして今回は三回目。札所二十番の「岩之上堂」から二十五番の「久昌寺」までを巡りました。歩行距離は152kmとなりました。(パンフレットでは13.5kmとなっています。) 今回も妻と巡りましたが、今回も最後まで歩き切ったのにはびっくりでした。

さて、毎回のことですが、車をどこに置くかが問題です。今回は秩父鉄道の大野原駅から歩ける距離にある「崇福寺」(そうふくじ)の駐車場をお借りしました。ここの駐車場は広いので安心です。大野原駅から徒歩で約15分の距離です。駐車場から歩き始めるとすぐに十九番の龍石寺がありますが今回は寄らずに裏手から岩之上堂へ向かいます。ほどなく「旧秩父橋」で荒川の対岸に渡ります。今回巡る二十番から二十五番はすべて荒川の左岸にあります。

旧秩父橋はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の聖地巡礼で訪れる人も多いようです。橋上のマンホールの蓋のデザインがアニメの位置シーンになっています。旧秩父橋の隣に車道のハープ橋がありますが、よく見ると川床に小さな古い橋梁桁がいくつかありました。これらは明治時代の最初の橋のもののようです。

秩父橋を渡って対岸の丘を登り住宅地を歩くとこんもりと気に囲まれたところがあり、お堂が下に見えます。二十番札所「岩之上堂」です。急な石段を下りてお堂の前へ。森の中のお堂という感じで涼しげです。この日は暑かったので、落ち着きます。住宅地を通らずに荒川から直接登ってくる道があるかもしれませんが、わかりませんでした。石段の上に戻って再び住宅地を歩きます。二十一番札所「観音寺」は県道に面しています。広い砂利の境内で、お堂にかかる提灯が印象的でした。隅に松尾芭蕉の句碑がありました。

県道をしばらく歩き、途中から道標に従って県道から離れ、野道を歩きますが再び県道に戻ります。交差点を左に曲がりしばらく進むと赤い山門が見えてきます。二十二番札所「童子堂」です。山門の中にはかわいい仁王様が阿吽の形相。童子堂の童子はこの仁王様のことでしょうか。山門の奥へ入ると立派なお堂がありますがそれは「永福寺」の本堂です。観音堂はその手前で北向きに建っています。このお堂は彫刻が立派です。

童子堂をあとにし、山中道で二十三番札所「音楽寺」へ向かいます。少し山道を登りますが、100m以上高差があるので振り返ると秩父の街が広がります。山中の落ち着いた雰囲気の中に感応堂があります。音楽寺は「秩父事件」の集合場所になったということです。涼しい境内でお昼をいただきました。歩いて5分ほどのところの「小鹿坂峠」(おがさかとうげ)にある「十三権者塚」(じゅうさんごんじゃづか)を訪れました。

十三権者塚から小鹿坂峠に戻り、音楽寺のお堂を下に見て下ります。広い駐車場を見て梅林の公園の中を通過。沢筋に降りてどんどん下り、県道に出てしばらく歩くと二十四番札所「法泉寺」の前に出ました。100段を超える急な石段を登ると、そこには観音堂が武甲山と対峙するようにたたずんでいます。節水で龍の口からは水が出ていません。ご住職でしょうか、ミスはそちらを使ってくださいねと指す方向には蛇口が。ひねるとおいしい水が出ました。

急な階段を下り、県道に降り立ったら二十五番札所「久昌寺」へ向かいます。県道をしばらく歩いて民家の奥から酒工場の下を進みます。秩父の銘酒「秩父錦」の大きな工場のようです。ミューズパークから降りてきた車道を少し歩いて久那の地域に入り市立久那小学校のグランドの脇を通れば前方に山門が見えてきました。山門をくぐると車道が横切りますが、その奥に観音堂がありました。左手は岩壁です。右手奥は池になっていて、その畔に辨天様のお堂があります。散歩の人の話では池の修理があって水をかなり減らしてあるとのことでした。

久昌寺を後にして影森駅へ向かいます。荒川を右岸に渡ってヘアピンカーブの車道をせっせと歩くと家並みが現れ、国道140号を跨げば影森駅はすぐそこでした。17時1分の電車で大野原駅下車。崇福寺で待つ愛車に戻りました。久昌寺からは浦山口駅のほうが少し近いのですが、次の二十六番札所から始める四回目の巡礼につながるよう、影森駅まで歩きました。

今回の歩行距離は15.2kmです。あまり大きなアップダウンはありませんが、童子堂から音楽寺までは100mくらい登り、法泉寺まで下ります。音楽堂から法泉寺と法泉寺から久昌寺の間はやや長いと感じました。車道も歩くので注意が必要です。

秩父二十番札所「岩之上堂」
アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」で有名な旧秩父橋で荒川を渡る
二十番から二十五番は荒川の左岸を歩く

二十二番札所「観音寺」


札所二十二番「童子堂」(永福寺)
山門に童子のような仁王が納まっている
観音堂の彫刻はみごと

秩父二十三番札所「音楽寺」
秩父の街を見下ろす高台にある

小鹿坂峠の十三権者(じゅうさんごんじゃ)塚
秩父観音霊場を創設したとされる13人の神仏・高僧

音楽寺の上から秩父のシンボル武甲山

秩父二十四番札所「法泉寺」
県道から境内までは100段以上の急な石段

秩父二十五番札所「久昌寺」
裏手に大きなため池があり弁財天が祭られている

(雅熊)

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