谷川岳 土合橋から白毛門往復
2026年06月13日 晴れときどき曇り 3名
投稿日 2026年06月17日

群馬県利根郡みなかみ町 土合橋から白毛門往復
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
土合橋白毛門登山口駐車場 7:55
P1154 9:37
松の木沢ノ頭 10:48
白毛門山頂 12:28 (昼食)
松の木沢ノ頭 13:46
P1154 14:52
土合橋白毛門登山口駐車場 16:14
総歩行距離 6.4km
総歩行時間 8.3時間
総累積標高 +1101m
最近は方々で熊の出没が多く、登山にも影響してきています。先日は奥多摩の長沢背稜付近が広範囲で入山禁止となりました。台風や大雨の被害による通行止めや入山禁止も多い中で、熊による影響も多くなってきました。今やどこの山に登るにも熊への覚悟が必要になってきたと言ってもいいくらいです。
今回は谷川岳。ここも心配がないわけではありませんが、比較的少ない地域ということで選んだのは白毛門。登山口に駐車場があり、往復であれば気軽に登れます。ただし、細かく密な等高線の尾根を登山道はほぼ一直線に登っています。そう、ここは有名な急傾斜のルートです。
今回このルートを登下行するは9回目。5月に馬蹄形ルートを歩いた時の登り。白毛門沢を遡行した時の下降。東黒沢とウツボキ沢を登った時の下降。ゼニイレ沢を遡行した時の下降、白毛門山頂から宝川温泉に下山した時の登り。宝川温泉から朝日岳経由で白毛門から下山。積雪期の白毛門往復。土合から巻機山への縦走時の登りと、様々に利用しています。それぞれに急登にあえぎ、下りで足が悲鳴をあげ、下山途中で暗くなるという、様々な経験をしたルートです。
関越道を水上ICで降りて水上から湯檜曽を抜け、土合へ向かいます。沿道は昔よりは少し客目当てのしゃれた店が増えたように思います。JR上越線の土合駅を見て踏切を渡り、道路が屈曲するところにかかっている土合橋の手前に駐車場の入り口があります。50台ほど駐車場で、砂利ですが平です。ちょうど8時に出発。東黒沢にかかる橋を渡って、対岸から尾根に取付きます。少し平らなところに道標があり白毛門、笠ヶ岳を示しています。この辺りに昔小屋がありました。その名残か足元にはパイプが露出していました。落ち葉の斜面を登り、やがて露岩の混ざる急坂となります。ハルゼミがうるさく鳴いていました。露岩や木の根っこの段差はこの尾根の名物。きつい段差に体を持ち上げなければなりません。
ときおり見える谷川本峰の西黒尾根。そして雪が残るマチガ沢、一ノ倉沢を眺めながら高度を稼ぎます。P1154に到着。ここまでの高差約450m。所々にトウヒのような大木が立っています。ここからはやや傾斜が緩みますが、それでも急登に変わりなく、相変わらずひたすら登ります。この尾根には一か所の小さな下り以外に下りはありません。なにやら右下から沢音がしています。白毛門沢の大滝(タラタラノセン)です。この時期は木の葉が茂ってやや見にくいのですが、秋の紅葉の時季は滝全体が見えて見事です。
滝の音も遠のくと前方に大きなピークがあり、その向こうが何やら高山の雰囲気です。そろそろ体に蓄えていたエネルギーを使い果たしてだるくなってくるころ。あのピークを超えたら森林限界に出るよと、自分を励ましながら体を一段一段せり上げながら登ります。松の木沢ノ頭は1482m。P1154mからの高差は330mです。岩の間に松の木沢ノ頭と書かれた木柱が立っています。それを背景に白毛門の山頂部。そして斜面に爺岩と婆岩が立っています。よく見ると顔に見えてくるのが不思議です。二人は少し間を開けてほぼ同じ高さに立っています。
さて、松の木沢ノ頭で少し休憩のあと、山頂までのこり240mほどを登ります。大きな露岩をクサリで乗り越えたりしながら高山植物の咲く道を登ります。いつのまにやら爺も婆も下に頭だけが見えています。道は山頂に向けて右に曲がります。この辺りはガレた斜面です。残雪の影響で荒れたと聞いていた場所を通過するとき、荒れた斜面を直登。やがてドン詰まりとなって戻る羽目に。正規のルートは少し右にトラバース気味に回り込んでいました。大岩の脇を登って、やれやれ山頂に。笠ヶ岳と朝日岳が迎えてくれました。
天気はときおり雲がでましたが概ね晴れ。尾瀬、日光、武尊、赤城方面などの山々が見渡せました。目の前にはもちろん谷川本峰、一ノ倉沢、茂倉岳、武能岳、七ツ小屋山などが並んでいます。笠ヶ岳の向こうの朝日岳は標高1945mと、本峰にひけをとらない高さです。下山は来た道を帰りました。露岩を慎重に、疲れた足をかばいながら木の根っこの段差をひとつひとつ丁寧にこなしながら、急斜面を下りました。距離が短い(6.4km)わりには、8時間以上かかりました。ジジイタイムです。

土合橋に近い駐車場
砂利の駐車場だが平らで、50台くらい停められる

駐車場の奥に進むと東黒沢のハナゲノ滝、白毛門沢に向かう道が分岐
その先に登山届のポストがあり、橋を渡って尾根に取付く

尾根に取付くとすぐに急登が始まる
西黒尾根と谷川岳本峰、マチガ沢の残雪

急登が続く
木の根の段差、露岩を登って行く

白毛門沢の大滝(タラタラノセン)が見える
うるさいハルゼミの中に滝の音が聞こえる

大きな露岩が現れる
背後は登ってきた尾根

松の木沢ノ頭
ここまで来れば樹林帯を抜け、高山の雰囲気となる
山頂部と爺岩、婆岩が見えている

爺岩(右)と婆岩
見ていると顔に見えてくるから面白い

松の木沢ノ頭から上の尾根筋を見下ろす

白毛門山頂
一ノ倉岳と武能岳が見えている

白毛門山頂と谷川岳本峰、一ノ倉岳、武能岳

白毛門参考から笠ヶ岳、朝日岳
(雅熊)

