埼玉県秩父市 秩父札所二十六番から三十番を巡る
2026年05月10日 晴れ 2名
投稿日 2026年05月21日

埼玉県秩父市 秩父札所二十六番から三十番までを徒歩で巡る(二十九番から三十番の一部は電車利用)
札所十九番龍石寺近くの崇福寺に車を置き、秩父鉄道の大野原駅から影森駅に移動
帰りは白久駅から大野原駅に移動し、崇福寺まで徒歩で戻る
各札所間の所要時間はパンフレットに載っている標準のもの
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
崇福寺駐車場 09:45
秩父鉄道 大野原駅 09:58
大野原駅 10:10 影森行 - 影森駅 10:18
札所二十六番 円融寺 10:40
琴平神社 10:59
正観音座像(修験道修行場) 11:18
円融寺奥の院 岩井堂 11:46
護国観音 12:19
札所二十七番 大渕寺 12:29 (昼食) 12:56
札所二十八番 橋立堂 13:40
札所二十九番 長泉寺 14:13
秩父鉄道 武州中川駅 14:53
武州中川駅 15:07 三峰口行- 白久駅 15:15
札所三十番 法雲寺 15:40
白久駅 16:07
白久駅 -16:46 影森行 - 17:00 影森駅 17:04 羽生行 大野原駅 17:14
崇福寺駐車場 17:28
総歩行距離 15.2km (徒歩のみ)
総歩行時間 5.5時間 (徒歩のみ)
全体所要時間 8時間(秩父鉄道による移動時間、電車待ちを含む)
今年の秩父札所は「午歳総開帳」です。午年ということですので12年に一度の御開帳ということで、各札所のご本尊が拝める絶好の機会です。秩父札所は一番から三十四番まで三十四ヶ所あって、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所と合計して百ヶ所の観音霊場となっています。各観音霊場のうち秩父札所は埼玉県秩父の比較的狭い範囲に点在しているため、短時間でめぐることができます。
第一回の秩父札所一番から九番の記録は「埼玉県秩父市 秩父札所一番から九番を巡る」をご覧ください。
第二回の秩父札所十番から十九番の記録は「埼玉県秩父市 秩父札所十番から十九番を巡る」をご覧ください。
第三回の秩父札所二十番から二十五番の記録は「埼玉県秩父市 秩父札所二十番から二十五番を巡る」をご覧ください。
今回は秩父札所二十六番から三十番までを徒歩で巡ってみました。以下に各札所の山号、寺号、ご本尊、宗派を示します。
秩父西武バス路線図: https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/rosenzu/chichibu.pdf
秩父三十四ヶ所観音霊場
札番 山号 山号の読み 寺号 寺号の読み 札所本尊 宗派
26 萬松山 ばんしょうざん 円融寺 えんゆうじ 聖観世音菩薩 臨済宗建長寺派
27 龍河山 りゅうがさん 大淵寺 だいえんじ 聖観世音菩薩 曹洞宗
28 石龍山 こくりゅうさん 橋立堂 はしだてどう 馬頭観世音菩薩 曹洞宗
29 笹戸山 ささどさん 長泉院 ちょうせんいん 聖観世音菩薩 曹洞宗
30 瑞龍山 ずいりゅうさん 法雲寺 ほううんじ 如意輪観世音菩薩 臨済宗建長寺派
秩父観音霊場三十四ヶ所詳細図
26番から30番案内パンフレット
一回目は 4月14日に札所一番の「四萬部寺」から九番の「明智寺」までを巡りました。二回目は4月25日に札所十番の「大慈寺」から十九番の「龍石寺」まで、三回目は 5月10日に札所二十番の「岩之上堂」から二十五番の「久昌寺」までを巡りました。そして今回の四回目は札所二十六番「円融寺」から三十番の「法雲寺」までを巡りました。一番から三十番までの歩行距離は約60kmとなりました。今回も妻と巡りました。
さて、今回の駐車位置ですが熟慮の結果、秩父鉄道の大野原駅に近い崇福寺(そうふくじ)の駐車場をお借りしました。崇福寺は札所十九番の龍石寺に近いお寺ですので、第二回のときにも利用させていただきました。広い駐車場で安心して停められます。崇福寺からは徒歩10数分で秩父鉄道の大野原駅です。影森駅まで電車で移動しました。
影森駅から徒歩で「円融寺」に向かいます。住宅街を抜けてやや山寄りに円融寺はたたずみます。きれいに管理された境内です。観音堂は大きな本堂で、中では法事の準備が整っていました。合掌。トイレの前から寺の西側に出て、細道を抜け駐車場に降りて昭和電工の構内に入ります。正門の監視員の方に断って構内の緑色に塗られた歩道を奥へ進みます。ほどなく鳥居が見えてきます。鳥居の脇から長い階段で岩井堂に登ることもできますが、前回歩いたので、今回は琴平神社経由で登りました。
琴平神社の上の山道を辿り、まずは正観音座像と修験道の修行場を見に行きました。羊山公園から来る「琴平ハイキングコース」の一角です。露岩が多いので要注意です。修行場から少し下ると岩井堂のお堂の脇に出ます。岩井堂は清水寺のような木組みの上に建てられたお堂で、緑の中に赤く塗られたお堂は立派です。背後の岩壁ぎりぎりに建てられています。岩井堂は円融寺の奥の院とのことですが、仏像は円融寺に降ろされているようです。
琴平ハイキングコースを辿って大渕寺に向かいます。歩きやすい道ですが露岩には注意が必要です。尾根の末端まで進むと「護国観音」が秩父の街を見下ろしています。下に大渕寺が見えています。観音様の足元のベンチでちょっと休憩して大渕寺に下りました。二十七番札所「大渕寺」の観音堂「月影堂」は均整の取れたきれいなお堂です。ここでお昼になったので駐車場で昼食をいただきました。
大渕寺を出て秩父鉄道に沿って歩き、少し回り込むように進むと浦山ダムへ登る車道に出ます。途中から右に入って有料駐車場を見て橋の下をくぐり、沢の奥へ進むと二十八番札所「橋立堂」です。ここは秩父の名峰「武甲山」の西端で、石灰岩の岩壁がそそり立っており、橋立堂はその岩壁の基部にあります。脇に鍾乳洞があり、納経所で受付を済ませれば入洞することができます。お堂の前には茶店もあります。
橋立堂から少し戻って浦山口駅の手前まで下ります。浦山川の渓谷にあるキャンプ場を見て進むと左上手には大きな浦山ダムがそびえています。二十九番札所「長泉寺」も境内のきれいなお寺。牡丹の時季はよさそうです。今は点々と置かれた鉢にメダカが泳いでいました。長泉寺から次の三十番札所「法雲寺」までは距離があるので、武州中川駅まで歩き、電車で白久駅まで移動しました。
白久駅はいつ見てもかわいい駅舎。昔、白久にはアイススケート場があったとか。早速車道を歩きます。約20分ほどで法雲寺に到着。ここの境内も圧巻。斜面に植え込まれた植木に、池。その最上部に格好のいい観音堂が建っています。この日は暑かったのですが、ここの境内はすずしく、庭をながめながらゆっくり過ごしました。すぐ下の「谷津川館」でお風呂に入ろうかと思っていたのですが、コロナ以降日帰り温泉はやめているとのことでした。
白久駅に戻ると元気な女性が自転車で法雲寺に向かうところ。「がんばって」と声をかけて、電車を待ちました。大野原駅まで戻り、崇福寺で待つ愛車に戻りました。

秩父二十六番札所「円融寺」
秩父鉄道 影森駅から徒歩約20分
観音堂を兼ねた本堂では法事の準備が整っていた

円融寺の奥の院「岩井堂」
円融寺から昭和電工の構内を歩き琴平神社から階段を登る
大岩を背にして赤い立派なお堂が建っている
お堂の上の岩稜には正観音座像や修験道の修行場がある

札所二十七番「大渕寺」
岩井堂から山道(琴平ハイキングコース)を辿り、護国観音から下って大渕寺に下り立つと
均整の取れた月影堂が迎えてくれる

秩父二十八番札所「橋立堂」
秩父の名峰「武甲山」の西端にある石灰岩の岩壁の下にたたずむ
寺の脇に鍾乳洞があり、茶屋もやっているので訪れる人も多いようだ

秩父二十九番札所「長泉院」
浦山ダムの下にある庭のきれいな寺

秩父三十番札所「法雲寺」
二十九番からちょっときょりがあるので秩父鉄道を利用して移動
白久駅から25分ほど歩くと、美しい植木の斜面の高みに観音堂がある
(雅熊)

