安戸城址から臼入山、官ノ倉山

2024年04月01日 曇りのち晴れ 単独

投稿日 2024年04月05日

埼玉県比企郡東秩父村 安戸の官ノ倉山登山口の駐車スペースから
寺岡まで歩き安戸城址へ。尾根伝いに臼入山へ
官ノ倉山へ廻って安戸に下山
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

官ノ倉山(かんのくらやま)は以前小川町の飯田から登ったことがあるのですが、今回は東秩父村の安戸(やすど)から登ってみました。安戸は小さな宿場町のようで、安土城址もあって、歴史を感じさせます。安土からは直接官ノ倉山に登ることができるのですが、今回は安戸城址を見て尾根伝いに歩いて臼入山(うすいりやま)に登り、尾根筋を廻り込んで官ノ倉山に登った後、安戸に降りました。馬蹄形のルートですが、逆に歩く方もあるようです。

安戸城址には安戸の能気神社からの道のほか、県道を少し歩いた都沢バス停からの道。さらにその先の寺岡バス停付近からの道があるようです。今回はそれらの道があるのを知らなかったので、寺岡を過ぎたあたりにある神社(大霊神社)の横から、墓地をかすめて、上の幼稚園の脇から無理やり藪を漕いで安戸城址を目指しました。ほどなく寺岡バス停から来る道と合流し、一般道の存在を知りました。(下調べ不足です)

安戸城址はこじんまりとした城跡でよく見ると堀切もありました。ベンチがしつらえてあり、説明版がありました。道標は都沢方面、寺岡方面と、これから向かう臼入山を示しています。城址からは穏やかな尾根筋で途中に石祠がありましたが、展望もなくさして説明することもありません。尾根はやがて右にカーブしてゆきますが、やや痩せた尾根筋にくちばしのような岩が鎮座しています。トンビ岩というようです。トンビ岩からはこれから向かう臼入山が見えています。

トンビ岩から少し登ると北側の尾根に合流し分岐となります。道標があって右に官ノ倉山を示しています。後でここまで戻ってきますが、左の臼入山へと向かいます。少しのアップダウンの後三等三角点のある臼入山です。西側が開けたのどかな山頂です。三角点の点名は「奥沢」で標高は421.15mです。今日の最高峰です。分岐に戻って官ノ倉山へと向かいます。途中林道に降り立ちます。地図には載っていませんが、小川町の西山地区から伸びてきた林道が尾根を越えて安戸のほうまで続いているようです。のんびり歩くのによいかも知れません。

官ノ倉山へ向かう尾根筋には天ノ峰、烏森山、不動沢ノ頭というピークがありますが、大したアップダウンではありません。天王沼と安戸への分岐があると、急な露岩帯となり、それを登りきれば官ノ倉山です。山頂からはお隣の石尊山のほか北東から南にかけて開けています。ベンチがあって、しばらくとどまっていたいような山頂です。下山は少し石尊山方向に下り、道標を見たら右に折れて安戸へ下って行きます。途中で露岩帯手前の分岐から来た道と合流します。粘土質の滑りやすい道なので要注意です。

この馬蹄形のルートは官ノ倉山だけでは満足できない方には、一日歩けてしかも臼入山もゲットできるというおまけ付きで楽しめます。アップダウンもそれほどではなく、気軽なハイキングコースとして楽しめます。官ノ倉山には小川町側から登って天王沼へ下るルートのほか、安戸からのルートがあります。臼入山へは奥沢から登るルートもあるようです。登山道からの展望はほとんど無いものの、官ノ倉山、臼入山は展望があり、のどかな山頂気分が味わえます。

​主な通過時刻:
安土の上品寺横の駐車スペース 8:35
神社(大霊神社)横の取付き点 8:53
安戸城址 9:14
石祠 9:49
トンビ岩 10:24
臼入山、官ノ倉山分岐 10:31
臼入山 10:41
烏森山 11:33
不動沢ノ頭 11:09 (昼食)
官ノ倉山  12:20
安土の上品寺横の駐車スペース 13:17

総歩行距離 14.1km
所要時間 5時間

上品寺横の駐車スペース
官ノ倉山(左)と石尊山が見える

藪漕ぎの途中、開けたところから奥沢の集落を見下ろす

安戸城址
ベンチがあり、都沢と寺岡方面、臼入山方面を示す道標がある

城址から歩いて主尾根に乗ると能気神社への分岐がある

トンビ岩
ここから臼入山が見える

臼入山山頂
三等三角点「奥沢」標高421.15m

林道合流点玉枝付近から
金勝山とホンダの工場が見える

烏森山
小さな石祠がある

官ノ倉山手前の露岩帯

官ノ倉山山頂
向こうに見えているのは石尊山

​​(雅熊)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA