北アルプスの夏

投稿日 2010年08月04日

モルゲンロートの槍、穂高(蝶ヶ岳から 2010/8/3 日の出直後)

山に登るものにとって、北アルプスは憧れの的

ひと夏の思い出として、いくつになっても、壮麗な山々の姿を見ておきたいものです。

梅雨明けから8月のお盆くらいまでは、

山屋にとっては、家でじっとしていられない時期。

気分はもう、あの山の稜線へと駆け上ります。

小鳥がさえずり、針葉樹の匂いに包まれた樹林を歩き、

冷たい沢の流れに触れ、

涼やかな風とともに、時おり顔を見せる、はるかな頂を目指す。

そんな山の光景に思いを馳せるのです。

 

(熊五郎)​

 

コメント(2)

  • 雲の彼方に広がる山々の稜線は、厳しく、美しく、この世の現実を離れた別の世界のように思えます。この場面を見ただけでさわやかな一陣の風が吹き抜けた気がします。 2010/8/4(水) 午後 0:53
  • agewisdomさんのように、素直に美しいと言っていただけると、いちばん山はうれしいのではないでしょうか。臨場感をもっとお伝えできないのが残念です。実際には何十羽もの高山ツバメが、チチ、チチと鳴きながら飛び回り、這い松が風でなびき、雲が目まぐるしく変化しています。この朝日を浴びて赤く輝く山々の光景も、日の出からほんの数分の出来事です。(熊五郎) 2010/8/4(水) 午後 8:41

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