霧ヶ峰 八島ヶ原湿原から男女倉山、車山

2026年08月26日 晴れ 2名

投稿日 2026年08月29日

長野県諏訪市 八島ヶ原湿原から時計廻りで男女倉山、北ノ耳、南ノ耳、車山、沢渡
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)


主な通過時刻:
八島ヶ原湿原駐車場 7:57
奥霧小屋 8:32
男女倉山 9:15
北の耳 9:53
南の耳 10:11
車山 11:31 (昼食)
車山肩 12:38
沢渡 13:22
八島ヶ原湿原駐車場 14:06

総歩行距離 12.3km
総歩行時間 6.0時間
総累積標高 +635m

前回の那須の山行から一ヶ月半が経ってしまいました。今夏は天気が悪かったのと、暑かったせいで腰が上がりませんでした。おかげで体がなまっています。そんな訳で、今回も緩い山、ある程度高度があって涼しげな山ということで選んだのは霧ヶ峰(きりがみね)です。名前からして涼しげですね。エアコンの名前に採用されているくらいですから。

霧ヶ峰というピークは無いのですが、八ヶ岳と美ヶ原の間に形成されたいくつかのピークがある高原状の山域です。素人的には昔大きな山があって、山頂部が崩壊したような地形ではないかと思っています。山麓をビーナスラインが走っていて、ドライブで訪れる人も多いと思います。登山口は大きく二ヵ所で、いずれもビーナスラインの一角です。それは今回使った八島ヶ原湿原の駐車場と、車山肩(くるまやまかた)の駐車場の登山口です。前者は湿原を味わったあと、各ピークを廻ろうという登山者向き。後者は、この辺りの最高峰である車山を手っ取り早く往復してこようという人向きでしょう。

今回は前者の八島ヶ原湿原の駐車場をお借りし、湿原に沿って奥へ入り、途中から男女倉山(おめくらやま)、北の耳、南の耳、車山へと辿り、下山は沢渡経由で再び湿原に戻るルートをとりました。この山域を歩いて感じたのは、最高峰である車山のみを目指すのではなく、そこに至る過程を楽しむという形がよいと思いました。というのは、冒頭でも書いたように、この山域は高原状ですので、それをたっぷり味わえるルート。つまり霧ヶ峰らしさを味わえるルートがよいのではないかと思います。たとえば今回下山に使った沢渡から直接車山に登って往復するルートだと草原の感じを十分味わえません。

信越自動車道の佐久北JTから中部横断自動車道の佐久南ICで降り、国道142号で和田峠に向かいます。和田峠からビーナスラインに入って少しで八島ヶ原湿原の駐車場です。平日の朝8時ということで駐車場はまだ余裕がありました。登山支度をしている人がちらほら。湿原だけを楽しむ一般客と登山客が入り混じっているようです。湿原のまわりをぐるりと走る木道に降りて時計廻りに湿原の奥へ向かいます。湿原の中の大きな池塘が涼しげです。高山植物が豊富で、様々な花が咲いていました。丁寧に名札がかけてあります。シシウド、ハクサンフウロ、タムラソウ、コオニユリ、マツムシソウ、ウメバチソウ、ギボウシ、ワレモコウ、ノコンギク、マツヨイグサ、ナデシコ、トリカブトなどなど。枚挙にいとまがありません。

湿原の対岸にある奥霧小屋の少し先で湿原から別れ、笹の細道を登ると男女倉山(おめくらやま)です。展望は360度。眼下に八島ヶ原湿原が広がり、近くに台形の美ヶ原、その向こうに北アルプス、目を転じれば乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプス、そしてなんといってもこの辺りの名峰蓼科山など、あこがれの山々が並んでいました。この辺りは高原状の笹原。これからたどる北の耳、南の耳から車山まで丸見えです。

男女倉山からは東側(左側)がエッジとなっていますが、右はやや傾斜のある草原です。北の耳に来て初めて八ヶ岳が見えました。蓼科山から南端の編笠山まで八ヶ岳のほぼ全景が見えています。南アルプスとの間に、小さいながら形のいい富士が座っていました。眼下は蓼科山のすそ野が美しい。そこから茅野方面へ緑の斜面です。足元の斜面はスキー場になっています。さらに下には白樺湖周辺のリゾート地です。

北の耳から南の耳、車山へと進みます。車山に近づくと、下の白樺湖の方からリフトで登ってくる観光客が多いようです。車山山頂には大きな気象観測ドームのほか、展望デッキがあり、多くの観光客がたむろしています。誰も関心がない二等三角点が山頂の岩の間にひっそりとありました。ここでは、かなり近づいた八ヶ岳、南アルプスを眺めながら昼食をいただきました。このあと車山肩から沢渡へと下山、再び湿原の木道を拾って、駐車場に戻りました。

八島ヶ原湿原の駐車場
ビジターセンター、トイレがある
出入りが激しく、大型バスも来る

八島ヶ原湿原に咲く花々
時季的には少し遅めだったが、多くの花が見られた

八島ヶ原湿原
尾瀬よりも高所にある湿原
大きな池塘が数ヶ所ある
背後にこれから歩くルートがほぼ見えている
右手奥に頭を出しているのは蓼科山

奥霧小屋
立派なトイレがある
沢渡方面への道が分岐する
この近くに「山小舎の灯」の歌碑がある

男女倉山(おめくらやま) 別名ゼブラ山から見下ろす八島ヶ原湿原
左上に御岳、右端に乗鞍岳

北の耳
ここで初めて八ヶ岳が見える
標柱の背後は蓼科山 右奥に八ヶ岳

南の耳
すぐ下にスキー場が展開している
草原状のさわやかさを満喫

車山山頂
二等三角点「車沢」1924.7m
白樺湖からリフトで来れるので、観光客でにぎわっていた
気象観測ドーム、展望台がある

車山山頂から南八ヶ岳
左から横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳他、編笠山
右端に南アルプスの地蔵岳辺り、間に小さく富士

車山山頂から南アルプス
左から地蔵岳周辺、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈岳

車山肩
ビーナスラインの途中にある駐車場、レストランなど

沢渡を通過し、再び八島ヶ原湿原の木道を歩く
湿原はやや秋の気配だが、なごりの花々が楽しめた

(雅熊)

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