埼玉県秩父市、秩父郡皆野町 秩父札所三十三番、三十四番を訪れる

2026年10月04日 くもり 2名

投稿日 2026年10月05日

前原の駐車場から水抜経由、札立峠、水潜寺
札所前BSから皆野町営バスで長生荘BS 徒歩で前原の駐車場まで戻る
歩行距離 8.6km 4.0h

午年総御開帳の秩父札所巡りも今回をもって結願(けちがん)の日を迎えました。一番札所から巡り始めて、とうとう残り三十三番と三十四番を残すのみとなりました。

今回は三十三番の「菊水寺」を車で訪れ、三十四番「水潜寺」は「札立峠」を越える巡礼道を辿ることにしました。菊水寺は秩父市の吉田にある寺で、この辺りは吉田の龍勢で有名です。手製ロケットを飛ばす威勢のいいお祭りです。10月中頃に開催される祭りですが、その日は一目見ようという観光客でごった返すとか。

菊水寺から結願寺の水潜寺までは歩きたいところですが、車を置く場所が問題。考えたあげく、「破風山」の登山口に置き、破風山登山を兼ねて水潜寺に至るルートを選びました。その際、巡礼道を登って札立峠を越えることにしました。選んだのは前原の不整合近くにある駐車場。ここから前原岩稜で破風山に登ることはできますが、我々は「水抜」の巡礼道入口まで県道を歩くことにしました。

秩父札所三十三番「菊水寺」
大きなお堂

国道140号で秩父に車を進めます。長瀞を抜けて皆野から吉田に入ります。周りの田んぼは黄色く色づいて、ところどころはすでに刈り採られています。秋ですねぇ。菊水寺の駐車場は3つくらいあります。踏み石が敷かれた奥に大きなお堂が見えます。左に芭蕉の碑を見て、さらにお堂に近づくと、大きい!!! 巨大なお堂で手前が土間のような大きな空間になっており、その奥の一段高い床の上の奥に金色に輝く観音様が鎮座、いや鎮立されています。

札立峠

さて、次は登山です。車で前原の駐車場に向かいます。前原は皆野の少し手前。ここはすぐ近くの前原の不整合(秩父ジオパークの一部)の観光と破風山登山のための駐車場です。すでに数台の車がありました。身支度を整えて歩き始めます。しばらく県道を歩きますがほとんど歩道がないので要注意です。二か所くらい右へ入る登山道入り口がありますが、我々が向かうのは巡礼道のある水抜(皆野町大字野巻)です。約40分かかりました。

水抜から右へ沢沿いの道に入ります。しばらく舗装の林道です。徐々に高度を上げていきます。途中道が屈曲したところで「馬頭観音前」から来た道を合わせます。菊水寺から歩いて来た場合はこちらを使うようです。林道終点手前に水潜寺への道標が立っています。ここから山道です。道は普通の登山道。ほどなく札立峠です。峠の手前に水場がありました。峠は小広く、中央に収められた札が立てかけられていました。水潜寺へ下る前に、往復30分ほどの破風山山頂に寄りました。破風山山頂はなかなかの好展望。お昼のおにぎりをいただきました。

破風山山頂にて
ご満悦の妻

山頂で展望を堪能したあと札立峠に戻り、水潜寺に向かいました。沢沿いの道で濡れていました。スリップに注意です。ちょろちょろの流れが、音を立てる流れに変わります。巨岩の向こうにお堂が見えてきます。シュウカイドウが咲き乱れる境内にひっそりと建つお堂です。谷あいのわずかな平地に建っています。

秩父札所三十四番「水潜寺」


さすがにこの寺は人が多いですね。みなさん結願でしょうか。使い終わった巡礼杖が置かれていました。ずっと使ってきた杖と別れるのも寂しいものですね。ご本尊に向かってこれまでの巡礼が無事終わったことを感謝し、妻をはじめ子供たち、親戚縁者の幸せを祈って結願としました。

妻は普段運動はほとんどしませんが、この巡礼で1日18kmも歩いたことがあります。意外と歩けるねと感心したものです。私は若いころ、亡くなった母を弔うため三十四ヵ所を巡ったことがあります。その頃のことを思い出しつつ、懐かし各寺を巡りました。

(雅熊)

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