埼玉県秩父郡小鹿野町 秩父札所三十一番、三十ニ番を訪れる
2026年09月24日 晴れ 2名
投稿日 2026年09月28日
長雨の続く中、晴れる予想の24日。これを逃すまいぞと久しぶりに妻と一緒に秩父に出かけました。秩父札所巡りの続きです。その札所巡りもいよいよ終盤。あと四寺を残すのみとなりました。ところがこの四寺。三十一番から三十四番は一日で歩くのは我々にはちょっと無理。それに車の駐車場所をどこにするか迷います。さんざん考えた末に、今回は三十一番の観音院と三十二番の法性寺のニ寺を訪れることにしました。いずれも車で移動しますが、それだけでは面白くないので、法性寺の奥の院「岩船観音」にお参りすることで納得することにしました。
本来なら前回の続きとして三十番札所の法雲寺から観音院まで歩きたいとことですが、18kmもあるので諦め、自宅から車で直接観音院に向きました。「栗尾」のバス停を見て角を曲がります。三十一番札所の案内板があります。白衣を着た巡礼の人が点々と歩いています。今日は連休が終わった直後の平日とはいえ、久しぶりに晴れたので、この日を逃すまいと歩いている人たちでしょう。地蔵寺の水子地蔵群の前を通過してトンネルを抜けたら観音院はすぐそこです。
以前観音院から観音山に登り、牛首峠を周回したことがありますが今回は参拝のみです。大きな石の仁王様の山門をくぐり、石段を登ります。この季節、石段の周りに「シュウカイドウ」が咲き乱れているのを期待していたのですが、今年はちらほらでした。赤い彼岸花もちらほら。上の方から聞こえてくる梵鐘の音とともに秋を感じます。

秩父札所三十一番「観音院」
背後はジオパーク指定の17万年前の地層の露頭がある大岩
観音院には次々と人が登ってきます。秩父札所は今年、11月30日まで午年特別御開帳が行われています。ご本尊の観音様のお姿を拝め、その手から五色の紐が延びています。梵鐘の音が響く境内に線香の香りが漂っています。
車に戻って法性寺に向かいました。ちょうどお昼なので途中の「観音茶屋」に寄り、蕎麦をいただきました。観音院から法性寺までの巡礼道は大日峠を越える道ですが、我々は車。般若側から回り込みました。

シュウカイドウ
9月の花でベゴニアに似る
寺の境内に群生していることもある
法性寺は観音院より人が少なく静かです。鐘楼堂を兼ねた山門をくぐってすぐの石垣の下に「シュウカイドウ」が咲いていました。ここも群生はしてませんが、点々と咲いているのも美しいですね。静かな境内に似合います。石段を登ると、まず薬師如来を祭るお堂があります。これは札所の観音堂ではありません。観音堂はさらに奥のが岩壁の横に建っています。ここの観音堂は高い組床の上に建つ珍しいお堂。お参りは横の岩をへつるようにして登ります。

法性寺の観音堂
観音堂から降りて奥の院の岩船観音へ向かいます。大岩の間をすり抜けてさらに奥へ進みます。小沢沿いに進みますが、連日の雨でぬかるんでいるところがあり、少し荒れていました。一枚岩に刻まれたステップも濡れているので慎重に登ります。最奥は岩壁で行き止まりですが、不動明王やその他数体の石仏が並んでいました。右にとって岩沿いに少し下り気味に進むと、そこは岩船観音でした。この観音様は岩の上にすっくと立っており、まさに天空の観音様です。岩の上から法性寺の納経所が見えていました。
岩伝いに少し戻ると大日如来坐像があるのですが、妻には無理なので寄りませんでした。

岩船観音
法性寺の奥の院
コスモスが咲き、足元には栗のイガが転がっています。いよいよ秋の気配の山里を後にし、お風呂でさっぱりして帰路につきました。
(雅熊)

