山のロマンス
頭上からの美声の主は 突然の訪問者のロマンス
投稿日 2024年10月26日 万太郎岳 吾策新道からの足拍子岳(左)とクロガネノ頭 東京から新潟を結ぶ高速道路「関越自動車道」。その関越道の山岳部である谷川岳の群馬県と新潟県にまたがるところに関越トンネルがあり、新潟県 […]
マドンナに逢える確率は? 雷鳴のロマンス
夏が来ればちょっと遠征して2500から3000m級の山に登りたいものである。北関東に住む私にとっては、3時間くらい車で走れば八ヶ岳に登れる。八ヶ岳はルートも多く、高山の雰囲気が味わえる手ごろな山である。 ここでいう「マド […]
潮騒を歩く 入山前日のロマンス
投稿日 2022年06月30日 三年ほど前だったか。そのときここを訪れた日も、今日のような暑い日だったのを思い出す。今は午後の一時。まだ少し早いのだが、こう暑いのではどこにも寄る気がしない。宿にお願いして入れてもらう […]
後悔先に立たず 諏訪の姫のロマンス
投稿日 2020年11月28日 3月の甲斐駒ヶ岳 私は入社して間もない二十代前半の頃、某カメラ会社に出向を命じられ、真冬の十二月からニ月の三ヶ月間、極寒の諏訪に居た。収めたシステムのプログラムのバグ(誤り箇所)取り […]
機織の神 身近に感じる女神のロマンス
投稿日 2020年02月03日 米子沢源頭 山に入るとここには神がおあすと感じることがあるものだ。そこここにある石祠や石仏。今でもそっと置かれたお札やしめ縄と神垂(しで)。神の領域である。 新潟県の巻機山は機織の女神 […]
不思議な体験を話す人 山の怪のロマンス
投稿日 2019年10月18日 私は天候の悪化を感じて急いで山道を下っていた。まだ山頂に近い高所で、道は岩壁をへつるように付いていた。視界を失うほどではないが眼下は白く濁ってかろうじて下のほうの樺の枝が騒いでいるのが […]
モルゲンロートの朝 愛し合うふたりのロマンス
投稿日 2019年08月05日 3000m級の山に登ると、早朝、モルゲンロートにであうことがある。 モルゲンロートは、空気の透き通った朝、地平線から顔を出したばかりの太陽の光で山肌が数分間オレンジ色に染まる現象をいう […]
あの人は今どこに ある夜行列車のロマンス
投稿日 2018年8月19日 昭和54年(1979年)10月28日の夕刊 昭和54年10月26日、22時20分大阪駅発 急行ちくま5号の車中。横に座っているのは先輩の山田氏である。同じ大阪出身とあって気の合う我々は、 […]
最初に出逢った女性 神話と美女のロマンス
投稿日 2018年06月12日 里山に登るに当たって重宝するのは神社や寺である。登りたい山の山懐にはほとんど例外なく神社や寺がある。全国数ではコンビニよりも多い神社や寺。確かにコンビニは少し田畑が広がっているような田舎 […]
断れない山外交 日本最高所のロマンス
投稿日 2018年02月12日 私の勤めていた会社には、アメリカ人がよく来日していた。 本社から来たアメリカ人が日本にいつも常駐しているのだ。そのアメリカ人たちには英語ペラペラの美人秘書が付いていた。 私はその秘書の女性 […]